La Ville de Bordeaux ボルドー
ローマ時代からガロンヌ川河口で良港を持つ街として栄えてきたボルドー。18世紀はワインのおかげで黄金時代を築きました。街並みは18世紀のまま の建物が数多く残っており、この美しい街並みのため、「プチ・パリ」と呼ばれています。街を流れるガロンヌ川は三日月型に街を流れており、その形からボル ドー歴知的地区は「月の港」として世界遺産に登録されています。
フランスラング ボルドー France Langue Bordeaux
現在BLSはfrance-langueグループのひとつとして、高品質フランス語教育なりました。ボルドーのあるBLSでは少数人数制で会話中心の授業を行っています。週20レッスンの一般コースのほか商業フランス語コース、DELF1準備コースがあります。また6~9月にはボルドーならではのおすすめコース、ボルドーワインコース(1週間)も開講しています。1クラスの人数は8~14人。
ソムリエ・ワインスクール・カファ CAFA
1986年の開校以来、ワインの分野で広く認められてきた学校。ボルドー市内中心からも近く、ガロン川沿いにある。ワインのほかにもホテルサービスや料理の専門学校としてフランスや海外からの生徒の受け入れをしている。10ヶ月間の「フランス語+ワインコース」では、フランス語を勉強しながらワインの勉強をすることもできるようになり、学生ビザの申請も可能。フランス語プラス、ワインの勉強も可能に。
インターンシップも10ヶ月のプログラムには組み込まれているので(フランス語+ワインコースはインターンシップへの参加は必須ではありません)、学校で学んだ知識を生かして職業体験をすることも可能。
アリアンスフランセーズ ボルドー Alliance Française Bordeaux
ワインと美食の町ボルドーにあるアリアンスフランセーズのボルドー校は、高いクオリティの授業と講師が自慢のフランス語学校。授業外にもアクティビティが充実しており、生徒たちの興味に応じてさまざまな課外授業を開催している。
学校の中にはリソースセンターも完備しており、PCを使っての調べものなどもできる。
こちらに通う生徒さんの国籍は全部で90カ国以上と、いろいろな国籍の生徒さんを受け入れているのもこちらの学校の特徴。夏の間は生徒さんの数が増えることから別校舎での授業も開催される。各教室にはインターアクティブボードが設置されている、
ボルドーについて
■ 旧市街
ガロン川右岸に位置しているのが歴史的地区となっています。世界遺産に登録されている旧市街ですが、最も評価されたのが啓蒙時代の新古典主義建設の 中で生まれた計画都市が現在でも良好な状態で残っていたことです。中世にワインやコーヒーの生産、そして近隣諸国の中継貿易として栄えたボルドーの街は美 しく飾られ、不衛生な沼地を干拓し改造されました。これはパリ大改造計画よりも100年前に進められていたのです。
■ ボルドーの三角地帯 Triangle Bordelais
コメディ広場、トゥルニ広場、ガンベッタ広場を結ぶ三角地帯が最もお洒落で栄えているエリアといわれます。マルシェや、豪華なホテル、オペラ座、高級ブティックなど見どころ満載のエリアです。
■ ブルス広場 Pl. de la Bourse
ガロンヌ川に面したこの広場は、美しい宮殿と、水鏡で有名な場所です。宮殿の中には現在商工会議所と郵便局が入っていますが、その見事な美しさは圧巻です。特に夜はライトアップされ、広場に移る水鏡が反転した宮殿を映しだし幻想的な光景を作り出します。
■ 水鏡 Miroir d’eau
ブルス広場に作られたこの水鏡は、決まった時間、間隔で敷き詰められたタイルからスチームが出る仕組みになっています。その霧が無を張り、水の鏡を 作るのです。コンピューターで管理されているこのスチームは、冬は凍結を防ぐ役割もあり、水は常にリサイクルされたものを使用しています。
■ サンタンドレ大聖堂 Cathédrale de St-André
キリスト聖地への巡礼の一部として世界遺産に登録されています。この大聖堂のもっとも古い部分は11世紀にもさかのぼり、北側の「王の門」に彫刻さ れた最後の審判は1250年に作成されたといわれ、ゴシック様式の最高傑作といわれています。東側の塔、「ペイ・ベルランの塔 Tour Pay-Berland」からはボルドーの街が一望できます。
■ 大劇場 Grand Théâtre
フランスで最も美しいといわれる大劇場。16世紀に建築家ヴィクトル・ルイによって建てられた新古典様式の代表的建造物です。正面には3人の女神が 立ち、とても美しい眺めになっています。エントランスホールの大階段はパリのオペラ座、パレ・ガルニエのモデルになってと言われています。
■ ボルドーのワイン生産地区
地区は大きく分けて3つに分かれています。
*オー・メドック地区
サンジュリアン、マルゴーなど有名で上質な赤ワインを生産する村や、有名シャトーが並びます。
*メドック地区
上記の地区ほどではありませんが、上質で手頃なワインを生産しています。
*グラーヴ地区
赤、白ともに長期成熟のものから、軽めのものまで幅広く生産しています。南部の方には、貴腐ワインで知られるソーテーヌ村があります。
■ シャトーとは?
一般的にフランス語でシャトー Châteauとはお城のことを表しますが、ボルドーではブドウの栽培、ワインの製造、ビン詰めまでを行う醸造所のことを言います。ボルドーの醸造所は昔本物だったお城を使用しているところも多くあります。
*ボルドー名物 カヌレCannelé
蜜蝋(みつろう)を入れることと、カヌレ型と呼ばれる小さな型で焼くことが特徴とされています。そもそもカヌレとは、「溝のついた」という意味があ り、外側は黒めの焼き色が付いて香ばしく、内側はしっとりとして柔らかい食感です。ボルドーではワインの澱を取り除くため、鶏卵の卵白を使用しており、そ のため大量の卵黄が余り、その利用法として考え出されたという言い伝えがあります。
ボルドーの旅(24-26 August, 2010)
夏のパリ滞在期間中、Marcのお勧めで2泊3日のボルドー一人旅をしました。旅行にあたっては、事前にMarcから沢山の情報を提供して頂き、大変助かりました。とても素晴らしい旅でしたので、これからフランスを旅行しようと考えている皆さんにも是非紹介したいと思います。
パリからボルドーへはTGVで約3時間半です。私は早朝にモンパルナス駅を出発し、お昼にボルドーのSAINT JEAN駅に到着しました。今回は、Marcに薦めて
もらった駅近くのIbisホテルに宿泊しました。小さなホテルですが、部屋がきれいで宿泊費も高くなく快適でした。でも、もし車とお金と時間の余裕があれば、優雅にボルドー郊外のシャトーホテルに泊まるのもいいなぁと思います。ボルドーは想像していたよりも大きな街で、中心街はパリと変わらない感じです。しかし、世界遺産に指定されたボルドーの街並みはとても美しく、またその街中を静かにトラムが走るので、車が激しく往来するパリのような騒々しさはありません。ガロンヌ川沿いにある水鏡に映るボルドーの美しい街並みを是非観賞してみて下さい。その美しさには本当に魅了されます。
ボルドーといえば、ワインです。旅行2日目は、これもMarcのお薦めでワインツアーに参加しました。私が参加したツアーは、「MEDOC 1855, Grands Crus Classes」で
す。ボルドー郊外にあるMEDOC地区の有名ワインシャトーを巡るツアーです。このツアーは英・仏の2ヶ国語ガイドです。毎回訪問するシャトーが違うようですが、今回訪れたシャトーは、「PONTET-CANET(Pouillac)」「Haut-Bages
Liveral(Pauillac)」「Rauzan-SEGLA(Margaux)」の3つでした。かの有名なChateau Margaux」へも行きましたが、私邸のため中には入れませ
んので外から眺めました。先の3つのシャトーでは、ブドウ畑を見学し、また、それぞれワインの試飲ができます。そこでテイスティングの仕方やいいワインの選び方などをレクチャーしてくれます。各シャトーで数種類のワインを試飲させてくれるので、毎回飲んでいると3軒目ではかなりいい感じに出来上がっていました?(お酒の弱い方は飲みすぎて酔っ払わないように気を付けて下さいね) 2軒目のシャトーでは、とても豪華な昼食を頂きました。美味しいシャトーワインとともに美味しい食事をいただき、とても幸せな気分でした。ボリュームもすごかったので、朝食を取らずに来ればよかったとちょっと後悔??
これだけの内容で90ユーロなので、絶対にお薦めのツアーです。
3日目は、これもまたまたMarcのお薦めでサンテミリオンに行きました。サンテミリオンへは、電車がありますが、カンコンス(Quinconces)にある旅行案内所前のバス停からサンテミリオン行きのバスが出ています。電車ですとサンテミリオン駅が町の中心から離れていて20分程歩かなければなりませんが、バスは町の中心に留まり便利です。本数が少ない為事前に時刻表を確認されるといいです。時刻表は旅行案内所でもらえます(SAINT JEAN駅前にも案内
所があります)。往復だと確か15ユーロ程度でした。サンテミリオンはなんとも形容し難いほどの美しい村でした。サンテミリオンでもシャトー巡りなど各種ツアーが充実しているようですので参加されるといいと思います。ボルドーに行くのなら是非サンテミリオンも訪れてみて下さい。絶対におススメです。とても小さな村なので2・3時間あれば町の中を観てまわれます。
飲んで食べて観て歩いて・・・・とても楽しく素晴らしいボルドーの旅でした。できればもっとゆっくり過ごしたいところです。
(MKim)